讃岐の旅


朝の一軒目。
豊中という高松から30キロ近く離れているところなので高速をぶっ飛ばす。
阿波踊りの疲れが抜けきっていない連れの目覚めが悪く出発が遅れたので。。。。
うどんの旅は朝6時出発が基本だよ????????!

で、上杉食料品店です。
旧道に取り残された地元のための商店という感じ。
食料品店の奥にテーブル席があり、その奥が製麺所になっている。
麺はツヤがあってコシがありすぎないバランスがよいもの。わざわざ早起きする価値十分あり。うまい。
天かすも僕好みのこまくて甘みがあるもの。


場巣という名の居酒屋。
昼定食もはじめました。
田んぼの中にいきなり出没する。
ちょっとこわい。かなりこわい。
手前の県道を左手よりくると二台のバスに睨まれるわけで。。。
三角形の土地に合わせてバスが2台ずれて並んでるって画が実はびみょ?に来る。


幹線道路でも何でもない畑の中を抜ける道の脇に突然、青空市場まゆやまは現れる。

あとでわかるのだが、このあたりは地域をあげてこのような産直市場をあちこちでやっている。


おのおののブースの木箱にお金を投入。

無人販売所の集まりみたいな感じ。

日用雑貨まで売っている。


やまうち
市をいろいろと覗いて興奮冷めやらないまま到着。
ついに駐車場の整理員を雇うほどになった。
今日はちょっとゆるめでしたが、出汁はうまい。
むっちゃ好き。
でも演歌のポスター減ってこざっぱりしちゃったな。


赤坂製麺所
山越などの土日休み系がこのへん多いので谷川までの時間つぶし&連れをわらかそうと思い赤坂に。
旧道にある看板が小綺麗になっていておやっと思うと裏の駐車場も整理されて日よけなどが出来てる。
店にはいるとカウンター奥に若い兄ちゃんが2人いてびっくり。
麺は相変わらずの緩さ。はさみで切るネギ。
ばあさんどうしたのかと思ったら奥で座り込んでる。
身体よくないらしい。
ちょっと肩すかし。


いなか
3枚別々の店名の看板あったが、ついにいなかに一本化したらしい。
地元の人が食べてんだか暇つぶししてるんだかわからないところがこの店。
超脱力店。
赤坂ついでに。


谷川米穀店
もう行く度にびっくりする混雑ぶり。
山間の県道がここだけ100メートルほど両側に駐車車両に溢れてる。
子供連れでこんな店くるな!
4人で2杯しか頼まず子供にだらだら食わせるな!
グループできて他の人食べ終わるまで待つな!
注文するときになって考えるな!
わからなかったら前もって周りに訊け!
じゃなきゃ前の人と同じ注文しろ!
うまい。
唐辛子うまい。
でも、わざわざこの山奥まで来て並んでまで食べるべきか疑問。
麺の香りが弱いのとのど越しが物足りないのかも。


上原製麺所
一気に海まで下る。坂出!
閉まっているとわかっていたがとりあえず覗く。
しまってた。ざんねーん。
こんどこそソフト麺のような袋破って茹でられる麺がなぜこんなに美味いのかしりたいなぁ。



エミちゃんけんざ???い!
細くて延びのある麺が僕の好みなんだけど、今日はちょっと力不足。でもなんだかうまい。
ポン酢と醤油とともに当たり前のように味の素が出されるところが肉体労働者の店の証(笑)
もちろん使わないけどね。
みんながんがん使ってます。


根っ子
ジャングルうどん!
閉店間際だがそこそこ腰ある。
出汁はちょっとくさい。
そろそろうどんに食べ飽きてきたので低めの評価。


多度津 桃陵公園
で、少林寺の上にある多度津港を見下ろす公園で昼寝。
まだまだ野良犬集団健在。
今日は麓が霧かかっていて、瀬戸内の島や平野の山々が浮いているようできれい。


金比羅さん
腹もふくれたので金比羅さんに今回も登る。
連れが阿波踊りの後遺症あるためのんびりと。


こんぴら狗開運みくじ
この犬の背を開くとみくじがある。
100円なのにみくじと小さくてかわいい金メッキの犬のおまもりがついてくる。これおすすめ!
ちなみに大吉引いてしまう。


疲れた身体に甘味。いつもの灸まんで。ほんと生き返る。


レンタカーを8時までに返すのを忘れていて気が付くと6時半。
ひえ??????
でも、番の州を爆走して瀬戸大橋を連れに見せる。
ほんとは、番の州の脇に地元の人もあまり知らないすごい素敵なビーチがあるんだけどなぁ
行きたかったなぁ
で、高松最後の夜は、日曜&盆でどこも休み。
瓦町の線路に沿った飲屋街のはずれにのれんも提灯も無印の怪しげな店発見。
よくみると「めし汁中村大輔」という細い木札が。。
おそるおそる入ってみると、ふつうの飲み屋というかメシ屋というか。
なんでもそこそこうまい。
夜遅くや日曜でも開いてるという意味で大切な店かも。

饂飩の旅


徳島を出たのが昼前なので午後からのスタート。
しかもお盆の土日という悪条件。
まずは、インターからのアクセスで今まで閉店遭遇率抜群(笑)のあたりやへ。
パチンコ屋の駐車場のはずれのプレハブという立地が何度行っても笑える。


麺はあいかわらず重量級なかんじ。
巡りの端にはちょうど良し。
なにより、ここの水が大好きです。


で、次はカルボナーラの三徳へ。
月釜しょうゆうどんという名なのですが、付いてくる薬味はネギ以外使わず、隠し味にセルフのところのかけ汁を拝借するのがポイント。
薬味は天ぷら取ったら使う感じ(笑)
醤油は風味付けにちょっと落とすだけ。
なぜなら、ここの麺はかなりしょっぱいから。
麺のミネラルな塩味に玉子と小麦の甘みがスーパーハーモニー。
釜玉は山越かここが好き。


この時間でも安定したうどん喰える店と言うことで上原屋へ。
ここの出汁は僕が行った百余軒中では5本の指。
トータルで好きなうどんベスト3。
3時近いのにかなりの賑わい。
七味もうまい!


もう4時近く、徳島でこれでもかというくらいの朝食を摂ったので1時間で3杯で腹も落ち着く。
連れはもうギブ気味なので温泉へ行くことに。
で、まぁ通り道からちょっと外れると池上なので覗いてみることに。僕の印象は昼しかやっていなくてたまに夕方やてるかもという記憶だたが、連れは夕方レギュラーでやってるというので。。。
行ってみるもんで、しっかりとやってました。
外に白い綺麗なテントが建って流行ってることが伺われる。
ばあちゃんは健在。口も健在。
このばあちゃんの身体からどうやってこのしっかりとした麺が生まれるのか不思議。
ふつうにうまい。(讃岐標準で!!)


せっかく池上来たのだから昼のディープトライアングル池上→久保→田井(待良)を回ってあげることに。
久保は農協の建物の裏口のような看板もないロケーションなので(それ自体笑えるが)通り過ぎるだけのつもりがまだ翌日の仕込みで開いていて怖いおかんが見えた。
東京からきたんやけど喰わせてもらえへんかとか言って、おかんにどなられてみよかという誘惑をぐっとこらえて車を出す。


で、そこから程無い海沿いのひなびた住宅街(ところが新築分譲地となって景色は一変してた)のひなびたうどん屋田井(待良)へ。
案の定、盆休みで店の前をうろうろしてるとモルタルとコテをてにしたオヤジが現れる。


やすみを利用して釜を綺麗に補修していたところだった。
せっかくだからと厨房に案内して貰う。(これが女連れのいいところかも!)
こんな釜使ってるところはもうほとんどないねぇと言いつつオヤジの声は得意げだった。
注文の時に覗くだけだった厨房の道具類も昭和初期から止まったような店内同様、味のあるものばかりだった。


すっかり嬉しくなってしまって、今回も田井(たい)食堂と待良(たいら)のどちらがほんとうの店名か聞きそびれてしまった。
ちなみにオヤジの名前が田井なのは隣の住居の表札で明らかなのだが。。。。


で、そこから海側を行くと目指す温泉に行けそうな気がしたのでちょっと車を走らせるとすぐに綺麗な人工ビーチが。
田井もふくめたこの一帯はちょっとした開発ブームなのね。
アイロンを遊ばせがてらの休憩。


そろそろ日も沈みはじめるおもむき。
温泉に浸かりながらの夕景を狙い(ってどんなロケーションかも知らないのに)、目指す神様の湯へ。
国道から不安になるような漁村の狭い道を抜けた海沿いにあった。
とっても大きな日帰り温泉。これで500円なら文句無し。
露天風呂の眺めがよし。
塩サウナよし。


このそばの山を坂出から抜けてきたトンネルを抜けたときの夜景が綺麗だった記憶から五色台を目指す。
地名が神在とか鬼無とか王越とかちょっとしたパワースポットを感じさせる地名でわくわく。
と、国道から山へはいる細い道を登ってる途中に目の前で突然の花火!視界一面に拡がる。
球数は少なかったものの花火見物には持ってこいとしか言いようのない場所で出会えた感動に、ほんと高松に着いてからの良い流れに神と仏に感謝!ってところ。
もちろん、五色台からの夜景は最高でとってもムーディーな世界を満喫。


で、市内にもどり鶴丸も讃岐家も休みのためまたまた五右衛門へ。もちろん極東。
先日ヤマだったあさりうどんがあり、連れが食す。
僕的にはあさりうどん勝負は極東が臭みがある分、引き分けかな。連れはこっちが美味いという。僕があまりにこの店を贔屓にする分、ちょっと引きずられてる気がする。
僕はもちろんカレーうどん。うまい????。麺を冷やしで食べたら美味いんじゃないかと、、、次回の楽しみが。。。。
今日も演技してるんじゃないかと思うほど入り込んでる二人。この画を見てるだけでも楽しい。
カウンターが空いていたのでラッキー。

徳島から高松へ


二葉は町の中央市場の言葉にいつわり無し。
良い品をどこよりも安くの言葉にいつわりなし。
衝撃的な安さ。


しつこいようだが、ほんと安い。
徳島の中心部の土産物屋で一箱2000円の値が付いてるすだちが599円。梨ひとつ35円。イチジク5個で120円。種なしブドウ16房で590円。


しーちゃん念願のスイカ割り。
もちろん二葉スーパーで460円。

徳島


徳島の義弟の実家に寄せて貰う。
徳島市のはずれの津田は漁港と吉野川を下ってきた木材の加工業者の町だったと思われる。古い路地が縦横に走る静かな町。


路地の中に突然八百屋が現れたりして驚く。
狭い路地なので塀が低かったり生け垣だったり、狭い土地にひしめき合ってるのに不思議な開放感とゆとりを感じる。


もちろん、朝の牛乳からタイガースですよ!
しーちゃんにも虎の血を注入中!!


ここまでちびた包丁みるのは久しぶり。


頭とはらわたを取って干したハゼを玄能で叩いて骨を砕く。
これを油で揚げるととんでもなく美味いおやつ。
安い魚を手間暇掛けて美味しく食べる。
すごく素敵な生活。
ほんとひと手間惜しまないだけでこんなに美味くなるとは。


送り火。
この辺は茄子の馬無いみたい。


仏様を送り出してお墓へ。
津田山の麓の墓所。
前日までの雨で湧き水が溢れて川のように。


そのまま広東なる徳島ラーメンの店に連れてきて貰う。
見た目のくどさを裏切るあっさり味。
玉子の黄味がポイント。
5回目の徳島にして初体験。
うまいー


で、かねてより噂を聞いていた茜庵のわらび餅を。徳島の人が結構知らない。老舗の趣なのに。。。
じつは、日乃出本店というぶどう饅頭で有名なべたな老舗の出店らしい。ここのメインの本わらびという生菓子と夏限定の夏のわらびを求める。包んでいる間、奥のお茶席で柚子ジュース(かなり甘い)をもてなしてくれる。

本わらびはやわらかいわらび餅でこし餡をくるんだもの。餡がちょっと甘すぎるが美味い。
夏のわらびはこの餅だけを食べさせてくれるうれしいもの。
まぶしてある黄粉とは別に香ばしい黄粉が別装されていてこれがとても良い。これは探して来た甲斐あり。
日持ちが2日しかしないのでなかなか土産にできない逸品。


昨年より一人増えました。
しーちゃんがいきなり
寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利の水魚水行末雲来末風来末食う寝るところに住むところやぶら小路ぶら小路パイポパイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助
を諳んじてびっくりする。
あ???にほんごであそぼで憶えたのね。
なんかけっこう流行ってるみたい。楽しい番組だもんね。なにげに予約録画してたりします。


阿波踊り出撃前。
徳島城公園の練習場で肩慣らし。


アイロンはどこへ行ってもスーパー人気者。


川沿いがボードウォークになっていてとっても素敵。
これ見るだけでもけっこう満足できるかもね。


エイサーも今年も参加。
あ?い?や?
の掛け声に
いや?さ?さ?
でレスポンスしながら踊ってたら変な人扱いされた。
意外と東京の方が沖縄モノに慣れているのかも。


俺連
ゲストはいま徳島に住んでいる四代目魚武。


デザイナーのというか饂飩仲間のジュンコちゃん。
娯茶平(ごじゃへい)の三味線担当。決まりすぎ。やばい、惚れる。


娯茶平は徳島最大の連らしい。
ちびっこ連を先頭に他の連を圧倒する鳴り物踊り手。しかも浴衣が渋い。
三味線からはじまり笛、太鼓がだんだんと被っていくオーケストレーションは鳥肌。ミニマムの快感。
そして女踊りの波のような美しさ。
すべてがオーセンティックなスタイル。
はじめは苔作に度肝抜かれたが、これ見てしまうと霞む。。。
この囃子を聴くだけで涙が溢れてくる。

ジュンコちゃんリターンズ

ねぶたはロックで阿波踊りはトランスでした。

広島から四国へ


宿から向かう途中、江田島のスーパーへ。
ふつうのパック皿の中から地もののタコが澄んだ目で見つめていたりする。


屋根の梁も落ちたので完全崩壊も時間の問題。
こうやって見ると7寸はあろうかという梁がもったいない。
山梨の早川町の過疎対策に関わるよりも足下に問題が転がっているじゃないかという声が聞こえてくる。


使えない木ほど良く伸びる。15メートルを超える高さになった雑木を5,6本切る。成長早いだけに木質柔らかく素人でも比較的簡単に切り倒せる。
とはいうものの、それなりの年月を育った木を倒す瞬間の切ない断末魔の叫びは出来れば聞きたくない音。
年輪見ると20年も経っていない。一年で1メートル直径で1.5センチずつ成長していることになる。
裏の竹林(というかもともとは段々畑)の竹も2?30本切る。
師走に切って東京に持ってきたら一本1万円ぐらいで売っているような立派な孟宗も数本。


慌ただしいスケジュールでゆっくりご先祖様と向き合う間もなく戻る。
車中、原爆で亡くなった叔父(ぼくにそっくり!)のことをふと思い出し爆心地へむかってそっと手を合わせる。
父が突然、盆にあまりに近すぎて叔父の母校の被爆者慰霊祭に出られないことを話しはじめてどっきりする。


18きっぷを使わず、新幹線で。岡山-広島間は各駅停車で3時間弱、新幹線で30分ちょっと。圧倒的なパフォーマンス差。レールスターは何度見てもむずがゆいデザイン。ボリュウム感ありすぎ。


岡山で高松とを結ぶマリンライナーに。
桃太郎の絵柄が微妙。
橋を渡った坂出の高速と鉄道がばらばらの円弧を描いて別れていくミルキーウェイは何度見ても絶景。


高松でレンタカーを拾い、仕事終えて羽田から飛んでくる長谷川さんを迎えに空港へ急ぐ。
と、いいつつしっかり寄り道して古馬場のアーケードの肉まん屋に。うまい???
うどん巡りしてる人とこの店の話をしてもけっこうぽっか??んなのは何故なんでしょうか?
この迫力とロケーションなら気付かぬ訳ないし、美味いもん求めてる人なら試すでしょう!ふつう。。。
にしても高松空港への道は何度行っても寂しくなる。(福島空港ほどではないが。。。)
雨足がどんどん強くなってきた。徳島の義弟に電話すると阿波踊りは10年ぶりくらいの中止とのこと。



連れをピックアップして徳島へは急がずに高松市内に。
鶴丸が休みなのは確認済みだったのでまずはホンモノの五右衛門。
連れはだれぞに五右衛門がもとあったところにそのまんまニセモノの店が出来ているが近づいては行けないと言われたそうだ。
経緯はどうであれニセモノといわれる店もこれだけ続いているのだから意味あるだろうと説教して食べ較べることに。


で、ニセモノ(笑)の極東 五右衛門。
店の雰囲気、店員の応対、うどん打ちと調理担当の兄ちゃん2人の寡黙なスタイルといい僕のツボ。
連れがホンモノで美味しかったはまぐりうどんがこちらはヤマで、僕のカレーうどんで比較。
連れの口にもニセモノが軍配。

なんども言います!
僕は極東 五右衛門のカレーうどんがむっちゃすき。

ホンモノの五右衛門のカレーうどんがもてはやされる理由は正直わからん。
カレーミュージアムが選ぶくらいだからねぇ。。。。

広島


早朝広島駅着。
噴水に腰掛けているとおばんが寄ってきてアイロン可愛がりながら話し込む。大阪の大国町に住んでるが広島刑務所に収監されている旦那に会いに来てるという。
物言わぬ動物を可愛がっておくと必ず恩返ししてくれるからな、大事にせにゃあかんよ。
といって、おもむろに財布取り出しエサ代だといって千円を押しつけてくる。旦那にうまいもん差し入れしてくれと丁重にお返しする。涙腺がゆるむ。
長くなりそうな話をてきとうに打ち切って駅前の市場へ。


全日空ホテルに前ノリしてる両親に合流し、裏の法華倶楽部のバイキングで朝食。薄暗くてバックパッカー宿に近いテイストあったんだけどこの夏リニューアルして全く別のホテルに。これなら女性の一人泊まりも出来るだろう。


宿からタクシーで宇品港へ。
すっかり変わったと聞いていたがあまりの変わりぶりにびっくり。
地方空港のロビーのようになっている。もちろん、10分に一便くらいの間隔で大小さまざまな船が出ているから十分にぎわっている。


いつ社名変更したのかファーストビーチなんていうリゾートな名前になった高速艇。
江田島まで30分強850円。
ダイヤ見る限りは接岸してワンタッチですぐ出航している運行スケジュールだ。
宇品でも小用港(江田島)でものんびり停泊しているのを見たことがない。
ほんと慌ただしい。
石垣島の八重山観光よりもハードなかんじかな。


一年ぶりに訪れる父の実家。
海賊(かっこよく言うと村上水軍)の末裔なので海を見晴らす山の中腹に建つ。
急な石段を登ると見えてくる玄関が僕は好きだ。
廃屋になりつつある家で玄関から繋がる眺めの良い洋間が母屋と別構造のため比較的しっかり残っているのは嬉しい。


来る度に広い農道が出来てたりして、廃れた感じの商店街とは違った趣のみかん畑。
ウチの墓所のまわりの急な山の斜面もコンクリで固められいくつもあった大木がばっさり切られて、みかん畑に連なる尾根筋に点在する墓所がとても明るく見晴らしのよいところになった。


母屋は崩れて兵学校の学生に貸していた離れを休憩所にしているが風呂もないので別に宿を取る。
今回は地続きの能美島の簡保の宿へ。
みかん畑と造船と牡蠣棚に兵学校(いまは術科学校)という資源の全てが見渡される。
平成の大合併で地続きの島が合併して江田島市になるらしい。市とはほど遠い雰囲気。

誕生日


ふたりの誕生日の中間に合同誕生会(笑)
久しぶりの全日空ホテル

じつは。。。

マーブルから出た「オーガニックライフメッセージ」という本に僕のインタビューが載っているのだけれども、それを読んだ人から御礼のメールが来た。
多少不便でもローカルで頑張っている八百屋や良い音楽を提供してくれた人にきっちりと対価を支払うことが彼らへの投資になりそれが結局自分への投資に繋がるというようなこといったんですが、そこに反応してくれたのでした。

インタビューというのは聞き手の著作物ですから自分のイイタイコトをしっかりと伝えてくれることは皆無で、この本もその範疇に入るのでがっかりしたのですが(大谷ゆみこ、パトリス・ジュリアンなど錚々たる面子の中になぜか僕も並んでるわけで、少なからず語っている内容が似通ってしまってるはずなので削られても仕方ないが・・・・本そのものはメディアにはなかなか現れてこない誰もが本能的に感じていることを気付かせてくれるキッカケになる良い本かもしれないです)、その中でももっとも僕が伝えたかったコトに反応してくれたというのはとても嬉しかった。
2000人のホームページで逆にインタビューする側となった身にとってちょっとホッとさせてくれる事件でした。インタビューを受けた人と聞き手のアウトプットとのすれ違いが大いにあることで萎縮してしまうのではなくちょっとでも正確な断片を拾えば伝わる人には伝わるのだという聞き手としての気持ちの逃げ道を見つけられたこと。

にしても、
旅人という肩書きを貰ってしまってしんどいなぁ。

夜光虫・星空・明け方の月・虹・・・・


前日のソバリエシンポジウムからいったん家に戻り葉山一色海岸を目指す。
Blue Moonでホワイトマンの新月ライブがあるというので。。。
とはいうのはフックに過ぎず、端からライブに間に合う段取りはなく、久々の葉山で朝焼けか星空を眺められるだろうと天気予報から読んでみた。
着いたらライブも終わり最後の締めだった。ドネーションには間に合った。
Blue Moonで夜を明かすというとみな不思議そうな顔をした。
ライブ目当ての人々があっと言う間に去り、徐々に僕の大好きな葉山の夜になってきた。
そして、海に入ってみた。冷たい。足のまわりが淡く光る。夜光虫だ!
気持ちが上がっていく。
と、雲が切れてゆき見る間に星空が拡がっていく。
もう仮眠を取ろうなんて野暮は無し。静かに上がり続けるテンションでのんびりとゆんたく。


夜更かしが苦手な連れを何とか寝かしつけまた夜光虫と戯れる。
この不思議な浮遊感は上手く表現できない。素粒子っていうのかなぁ。。。
そんなことしているうちに夜が白みはじめる。
爪の先のように細い月。
浜のはずれの岬まで歩く。
やうやう白くなりゆく山ぎは すこしあかりて 紫だちたる雲の ほそくたなびきたる
なんて思わず諳んじてしまう。


陽が顔を出そうかというあたりで雲が空一面に。
ちょっとがっかりして小屋に戻りぼおっと浜を眺める。
ここで夜明かしを決め込んだ者ども達も僕を除いて沈没。
たぶん御用邸の警備の2人と僕だけの世界。


水平線辺りに見える伊豆半島が赤く色づきはじめる。赤い霧が立ち上っているような景色。
ふと気が付くと海面から立ち上る赤い光。
虹だった。
皆を起こして回る。


だんだんと円を描き立ち上ってゆき巨大な半円になった。
すげえ・・・としか言葉は出ない。
朝日が見れなかったかわりに大きな贈り物をもらう。
伊豆半島と手前の海面が黄金色に染まり、七色と言うより赤みが中心太くて大きな虹がかかり画で見る黄金郷のよう。
最高にハッピーな朝になった。

おしかけスタッフのウシオちゃんといろいろとシンクロ話で盛り上がる。わかなぱんでもバイトしてる。アシアナ基金をサポートするためのチャリティーCDタシャコールのジャケも描いてます。

Blue Moonの嬉しいところは陀陀舎のお茶が飲めるところ。
八方茶が寝不足でだるめの身体の五臓六腑に染み込むようでおそろしく滋味。
そうそう、あとわかなぱんのクッキーも買えちゃうのが素敵。わかなぱんのタルトくいて???


ひさびさの墨屋君。
生シラスを持って登場。
今日の浜は大漁だったらしい。
波も穏やかで大潮だったからかな。
ヨットを出すと行って消えていった。

今年の海小屋はぐっと垢抜けた感じ。
屋根上のテラスも健在。
昔はBlue Moon以外は旧態依然な海の家しかなく去年やっと海小屋が出来てやったーとおもったら今年はもう賑やかすぎ。
しおさい公園の麓に3軒。それがそれぞれに遅くまで音楽流してれば苦情くるわなぁ。
23時で閉店ってことになるわなぁ。。。
ちょっとやりすぎな気がする。
そうそう、
長者が崎の海小屋のバーは改装されてタイ料理屋Luai-Luaiになったそう。
夜3時までってのがうれしいかも。

エリちゃんが厨房に入っている。
水着にエプロンはちょっとH。
葉山レストハウスで供されるタルトは彼女の作。

昼前だが浜を上がる。
で、今回の目的のもう一つカノムパンへ。
明日から恒例の1ヶ月!もの夏休み。
今年もタイ旅行だそうで。
夏の稼ぎ時に休む潔さ。
発酵した梅ジュースで身体が覚醒。
休暇準備の閉店間際のため売り物はほとんどなし。
でもちょうどバナナケーキが焼き上がる!!
そばのパンは失敗作とのことでタダでもらう。

BlueFlagの人が生レイを持って現れる。
3日前に作ったとは思えない良い香り。
浜崎あゆみの海の家のために作った花輪を掲載してるREADY GO!を見せて貰う。
やばい。
花氷をコンセプトにした料理企画モノも素敵。

このまま帰ってFlying Books
ッドベースの吟遊詩人タカツキ君
のライブに行くつもりだったが、KAJI君と親しいカノムパンの兄ちゃんがMATSUで今日ドラムンのパーティーがあるよとフライヤーを見せてくれた。
くらしま君も回すのでまたまた浜まで20分歩く。
DX36の帽子が微妙なクラシマDX36歳。
アイロンにやっと心許して貰え気味なのを喜ぶ。

今日の親方KAJI PEACE。
逝かれポンチ具合もいい感じ。
パンツの色が絶妙です。

MATSUは中目の珠苑をやめた人がはじめた海の家とのことで牛すじ丼を行く。
まいう????by石塚

KAJI君くらしま君の選曲にぶっ飛んで行く。
ドラムンのパーティーって昔のレゲエパーティーみたいな雰囲気あるよねって某DJの言葉は言い得て妙。
もちろんいまいちイケテナイ感じ。ちょっとオタな感じ。

OVAのりょうま君とれいかちゃんがフライヤーを持って登場。
16日に久々のOVAMATSUでやるという。
やっと吹っ切れましたよと笑顔で。
連絡無いから引きこもってるかと思ったら夜遊びしまくってたらしい。


レイヴとかトランスとか、京都大阪とか地方のシーンのスタイルに合わせようとしてたことに限界があった。
自分が育ってきたクラブシーンのスタイルじゃなきゃ乗れない自分に気付いた。
オーガナイザーは昔でいえば神事を司る人間なんだから仕事をしないことにコンプレックスを持つ必要はない。
りょうま君あつい!
そのりょうま君とアーティストと名乗るダメな奴等と感動に対する自主的な投げ銭の仕組み造りや啓蒙の方法について話し込む。

風の人crewの女の子に虹の話とアイロンで上がったわ、ありがとうと言われてはじめてアイロンがヒーラーとなっていたことに気付く。夕方から途絶えることなく何人もの人から撫でられ続けていた。お疲れさま。

「江戸ソバリエ」シンポジウム


MAHAKALAの常連さんが神田雑学大学というNPOをやっておられて「江戸ソバリエ」シンポジウムを主催されているというので聴きに行く。
早稲田大学名誉教授 高瀬礼文氏の江戸の食文化と粋に関する講演。体調悪い感じで歯切れが悪い。こだわり、悪党など今と正反対のニュアンスの持つ言葉など興味深い脱線をしてくれる。
その後の休憩はさんだパネルディスカッションが圧巻。
巴町砂場の4代目萩原氏、有楽町更科4代目の藤村氏、神田まつや3代目の小高氏、かんだやぶそばの4代目堀田氏。
それぞれ、名だたる名店の半隠居のじいさんどもが言いたい放題一歩手前って感じ。
藤村氏の江戸のそば屋は楊枝を出さないとか、ハエが通り抜けるように盛るとかいかにもな話から、堀田氏の江戸のそば文化は主食ではなく間食(一日二食だったので)としていまのファーストフードのような存在(そばは繋がっているから素早く食べられる)だったという話、小高氏の本山葵の見分け方(湯に溶かすと辛くなくなるのが本山葵)や最近のそば屋は繋ぎやすいので粉を細かくしたから香りが飛びやすい話などもうそば好きには堪らない蘊蓄のオンパレード。

そば打ちは教えるがツユの配合は子供にも教えない。味をからだで覚えるから作れる。味は口にするよりも色で見る。毎日材料の配合が違う。でも(それゆえ)毎日同じ味に仕上がる。

うどん派の僕もおもわずそば派へ改宗する勢いでした。

司会の吉田悦子さんが上手に話の火を付けていて好感。

宮城 聰


ク・ナウカなる劇団が日比谷公園でサロメをやるのでどう?という誘いを受けた。
西洋演劇にはほとんど興味のないのですが、野外と言うことで行ってみることに。
調べてみるとク・ナウカは宮城聰の劇団。なつかしい名前を聞いてしまった。シティボーイズというかラジガジ絡みの宮沢章夫チェックしていたから宮沢&宮城のカニは横に歩くなんかを観に行った記憶が。。。
あの当時から演劇言語やマナーを割と守るのでちょっと堅苦しさを感じてしまう人だったのですが、10年という年月でどう変わったのかなぁという期待というかセンチメンタリズムを持って臨む。
当日は大雨でこの中でやるかよ???大変だなぁと裏方さんのことを心配してしまう。まだまだ大道具やってた感覚が抜けない自分に苦笑い。
日比谷公園の草地広場という子供が向けの遊具が点在する林の一角の小山を舞台にスタンド席が扇形に展開。空中にクモの巣を模したワイヤーが張り巡らされて何かを期待させる感じ。
入場の段取りの悪さが嫌な予感。開けて二日目だからか。予想以上の大雨のためか。
妙に芝居がかったギャルソンがビニールや酒・茶などをサーブしてくれる。
と、突然芝居が始まる。ギャルソン達が役者だった。
芝居の中味はまねきねこさんにまかせるとして、、、
日暮れとともに暗くなってゆく林の闇を借景にした舞台装置はナイス!
音響は最低。素人がやっているとしか思えないひどいレベル。
芝居そのものが演者とその後ろに並んだ語り部という面白い構成(これが浄瑠璃の手法を使ったク・ナウカのスタイルらしい)なので肝心の語り部の声が拾えないため芝居に集中できない。
SEは林の中から出して、演者の声は客席前にコロガシかなにかで出すべきだとおもう。
というか、この自然を舞台として使うなら生声でいって欲しいところ。
PA通して芝居臭いうわずった声をずっと聞かされるのはつらい。
役者もいろんな被り物して現れて、さながらコスプレ大会。
イコンなどもいまいち意味が掴めず、雨ということで芝居も堅く、客も堅く盛り上がらずに終わった感じ。
大学時代に付き合いで顔出していた劇研のいくつかのユニットの芝居を思い出してしまった。学生のときからずっと変わらずこんなことやっていていいのかい?っていう苦笑いしかない代物でした。
僕のように芝居言語を知らない人(もちろん大道具や舞監補佐として立ち会った舞台の数はたくさんありますが、淡々とこなすだけで芝居人との付き合いもしなかった)にとっては辛いの一言。
日本で劇団四季しか経済にならないのも分かる気がする。

口直しにビーシャビーシャを観に行きたいなぁ。

誕生日検診


久々にアマノ動物病院に行く。
バーニーズ動物病院が閉めてしまったのでここが主治医です。
ダニに立て続けに喰われ、予防接種、ワクチン接種などで今年5回目の病院なのでアイロン診察室に入るのを嫌がる。
検診の結果は異常なし。
3ヶ月ぶりだったけど先生憶えていてくれて、最近は山に入ってますかと訊ねられた。
こういうのは嬉しい。
駒場野公園に寄って帰る。
稲がそこそこに育っていて美しい。

で、今晩も玄米にクーブイリチー・納豆・梅干・山椒の佃煮・味噌汁のゴールデンセット。
クーブイリチーは美味しい酢をどぼどぼ入れたやつ。
幸せ。

DipAura


50回記念ということでなんと週末のismで。
ライブもびみょ?な上がり加減で心地よかったがそのあとのeraさんときたひにゃぁ やられましたわ。
edoaや澤井さんもぐっときた。
ひさびさにタイセイにも会った。
奴は僕のことをかなり勘違いしていてERAさんのゴリゴリ選曲に一番前のスピーカー張り付きで踊り狂ってたら、わっきーがこれに食いついてくるとは思わなかったなぁと抜かす。
世渡り上手というステレオタイプでもいまだに見ているようだし。
life Forceのヒマラヤ旅に行ったから会社辞めたのかと思ったが辞めなかったとのこと。
正しい選択だと思う。
ウエチにも久々に会った。

DipAuraたまらん。
eraさん誕生日おめでとう!!

世田谷散歩


ホタル祭りとサギ草市に行ってみた。
サギ草どの鉢も咲いて無くてがっくり。
蛍もなんと黒いビニールハウスの中でかごに入れられた蛍の観賞なのでちょっと興醒め。
入る瞬間はお化け屋敷風でドキドキなのだが、ドンキとかで売ってるイルミネーション見てるような嘘っぽさなの。
しかも外に出るとまだ明るくて。。。。
泣ける映画を昼に観てしまった虚しさを百倍にした感じかな(笑)



久品仏にサギ草園があるそうなので8月になったら見に行くことにする。血なまぐさい騒動も収まった?ようですし。。。

で、悔しいのでそのまま駒沢給水塔まで散歩してみる。
そのまま大山街道の旧道に出る。旧道好きとしてはむふふ。ボロ市通りの本店の前を通り過ぎたにもかかわらず桜新町のプラチノへ。
ショーケースの脇に雑然とダンボールが積まれにわか倉庫状態。
本店は流石にしっかりとした意志を感じたけどここもうだめだわ。
もちろんアンジェを買って帰りましたが案の定、味が薄っぺらになっていた。
オオゼキで桃買って帰る。4個298円なのに美味い。
オオゼキのある街はいい街だ。
結局彼女の家を出てから3時間半歩き詰めた。7キロちょっと。


泣いて笑ってほっとぶらざ????すぅ???


在京局では久々のノコギリ以外のネタやってた
さいきんぼちぼちバラエティーで面白がられて来てるからちらほらと楽しむことが出来ることを期待してますわ。
5月のルミネ・ざ・よしもと見損ねたのが悔やまれる
てか、大阪行くモチベーションが下がってるのは浪花座が無くなったことが大きいと思う。
横山ホットブラザースよろしく

ちなみに
僕は吉本ではケンドーコバヤシ派ですわ。
なんて煙に巻いたりしてみる。
ホネホネよりいけるんだけどなぁ
ちからわざ好きなだけか。。。


アイロン誕生日


ついに三歳を迎えました。
ほんとう出会えたことに感謝。
人間で言うと20代後半の女なのでそこかしこに女性らしいわがままが出てきてパパちょっとやきもき。
な、生活。
部屋の改装工事中なので実家に預けていたが、夕方引き取りに行き、長谷川さんちでお祝いをして貰う。
両親、彼女、友達からもいろいろと美味しいモノを頂きすっかりグルメなバースデー週間。
今晩は鶏の骨付きもも肉丸ごとにスリードッグカフェのケーキでした。


で、飼い主どもはイル・プルーのケーキ!
バジルと生クリームのケーキが酸味が利いていて素敵。
バジルがバジルしてます。意表衝く展開。