徳島


徳島の義弟の実家に寄せて貰う。
徳島市のはずれの津田は漁港と吉野川を下ってきた木材の加工業者の町だったと思われる。古い路地が縦横に走る静かな町。


路地の中に突然八百屋が現れたりして驚く。
狭い路地なので塀が低かったり生け垣だったり、狭い土地にひしめき合ってるのに不思議な開放感とゆとりを感じる。


もちろん、朝の牛乳からタイガースですよ!
しーちゃんにも虎の血を注入中!!


ここまでちびた包丁みるのは久しぶり。


頭とはらわたを取って干したハゼを玄能で叩いて骨を砕く。
これを油で揚げるととんでもなく美味いおやつ。
安い魚を手間暇掛けて美味しく食べる。
すごく素敵な生活。
ほんとひと手間惜しまないだけでこんなに美味くなるとは。


送り火。
この辺は茄子の馬無いみたい。


仏様を送り出してお墓へ。
津田山の麓の墓所。
前日までの雨で湧き水が溢れて川のように。


そのまま広東なる徳島ラーメンの店に連れてきて貰う。
見た目のくどさを裏切るあっさり味。
玉子の黄味がポイント。
5回目の徳島にして初体験。
うまいー


で、かねてより噂を聞いていた茜庵のわらび餅を。徳島の人が結構知らない。老舗の趣なのに。。。
じつは、日乃出本店というぶどう饅頭で有名なべたな老舗の出店らしい。ここのメインの本わらびという生菓子と夏限定の夏のわらびを求める。包んでいる間、奥のお茶席で柚子ジュース(かなり甘い)をもてなしてくれる。

本わらびはやわらかいわらび餅でこし餡をくるんだもの。餡がちょっと甘すぎるが美味い。
夏のわらびはこの餅だけを食べさせてくれるうれしいもの。
まぶしてある黄粉とは別に香ばしい黄粉が別装されていてこれがとても良い。これは探して来た甲斐あり。
日持ちが2日しかしないのでなかなか土産にできない逸品。


昨年より一人増えました。
しーちゃんがいきなり
寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利の水魚水行末雲来末風来末食う寝るところに住むところやぶら小路ぶら小路パイポパイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助
を諳んじてびっくりする。
あ???にほんごであそぼで憶えたのね。
なんかけっこう流行ってるみたい。楽しい番組だもんね。なにげに予約録画してたりします。


阿波踊り出撃前。
徳島城公園の練習場で肩慣らし。


アイロンはどこへ行ってもスーパー人気者。


川沿いがボードウォークになっていてとっても素敵。
これ見るだけでもけっこう満足できるかもね。


エイサーも今年も参加。
あ?い?や?
の掛け声に
いや?さ?さ?
でレスポンスしながら踊ってたら変な人扱いされた。
意外と東京の方が沖縄モノに慣れているのかも。


俺連
ゲストはいま徳島に住んでいる四代目魚武。


デザイナーのというか饂飩仲間のジュンコちゃん。
娯茶平(ごじゃへい)の三味線担当。決まりすぎ。やばい、惚れる。


娯茶平は徳島最大の連らしい。
ちびっこ連を先頭に他の連を圧倒する鳴り物踊り手。しかも浴衣が渋い。
三味線からはじまり笛、太鼓がだんだんと被っていくオーケストレーションは鳥肌。ミニマムの快感。
そして女踊りの波のような美しさ。
すべてがオーセンティックなスタイル。
はじめは苔作に度肝抜かれたが、これ見てしまうと霞む。。。
この囃子を聴くだけで涙が溢れてくる。

ジュンコちゃんリターンズ

ねぶたはロックで阿波踊りはトランスでした。