あら㐂

義父が届け物をしてくれる
なにか美味しいモノをとのことで嫁と僕の会社の中間南麻布で夕食
1年ぶりくらいのあら㐂



メニューは平凡な居酒屋ラインナップだが、値段は倍くらい
ちょっとした接待に使える小料理屋風情なんだけど、
子供がうろうろとして生活感満点
ギャップが楽しめないと難しい類の店
一口食べると価値ある料理であることがわかる
疲れたときに無性に行きたくなる店です

いさきに昇天 ぬたに腰抜け 穴子白焼きに開眼 御飯にふるぼっき

サッスィ?と行く聖林館


東京に出てくるので、移転したサボイで飯くわんかというサッスィーからの電話。
僕はすっかり三宿のサボイかと思い、そちらへ案内。
なんで味いまいちなはずなのになぁと思いつつ。
結局、柿沼さんの聖林館とわかりタクシーで戻る。
聖林館となってからはじめての訪店。
巨大な鉄板で蓋をされた釜に圧倒。
マルゲリータうまい。こりゃうまいよ。
う???むうますぎる。
無口になる旨さ。
ひさしぶりに、ピザで感動する。
たいへん幸せなランチだった。
サッシーの店はかなり順調なようだ。
ぶどうオタクと化していた。
ワイン醸造はじめましたなんて便りが来る日は近い(笑)

夜も実はサッスィーと目黒川沿いに開店したばかりのイタリアンで食事をしました。
取材クルーも入った会食。
サッスィーの先輩シェフ佐藤さんとのやりとりや気の使い方が料理の世界の厳しさを垣間見ました。
そして佐藤さんがサスィーの戦っている姿に刺激を受けているという話をしてくださって、あああなんか羨ましく感じた夜でした。

念願の達磨へ お好み焼えんじゃ 甘味たむら


広島の山奥に移られてからは営業日の関係でなかなか行けなかった達磨
ついに今回実現 三原と嫁と広島から1時間弱豊平をめざす
開店から遅れること11時半 もうかなりの人が店の周りの竹林や庭にうろうろ
30分ほど待って店内に通されました
厨房に高橋さんの姿がちらりと見える
しばし待っているとつゆが  フライングでちょっとなめてみる
塩気を感じさせないまろやかだが甘くて濃い汁
ペットボトルで持ち帰りたい誘惑
蕎麦切りがくる
もう見た目で美味しいそうなするどい角とつや 絶妙な水切り
極楽昇天

食いしん坊クィーン南風食堂三原にわれわれ食いしん坊夫婦がこのまま帰る訳も無く、達磨の素敵な余韻も醒めやらぬ2時間後にパルコ裏のえんじゃでお好み焼き
広島でもっとも好きなお好み焼きですから
なにもいうことありません

そして、乗車までの少ない時間も無駄にせず、広島駅からほど近い甘党の店たむらで一服

ARTECO HOUSE CAFE


江田島の素敵なフリーペーパーBridgeに紹介されていたカフェARTECO HOUSE CAFE。
がんねビーチという昔のリゾートビーチ
廃業して荒れていた建物をオーナーが手を入れてカフェに
僕のルーツの土地である旧江田島からは地続きで目と鼻の先なのですが、入り組んだ島のためけっこうな距離がある

広島でソウルシンガーやDJをしていたトニーさんと奥さんが友人達と少しずつ手を入れて店に
ライブも定期的に行われる

上階の元の客間を見せてもらったが、60年代の和風リゾートといったおもむきの作りがぐっときます
今後はギャラリーとして使う予定とのこと
ゲストハウスとかやってほしいなぁ

料理はケイジャン料理(ガンボね)とTEXMEX系
このガンボが秀逸!!!
それほど、ガンボを食べたと言える人間ではないですが、それでも十数回たべたガンボの中では一番美味しい
しかも、ここの空気と景色にほんとうにマッチしているのでやばい

プライベートビーチのように広がる砂浜
宮島もむっちゃ近い

江田島へ


今回の目的は墓参りと、旦那寺の教法寺へお伺いしてご先祖様のまつり方をご教示いただくこと

広島 なわない 貴家。


南風食堂がgrafのワークショップで広島現代美術館行くという
僕も江田島にちょっと行きたいと思っていたのでそりゃなんか呼ばれてるなぁと思いこのタイミングで広島入り
夜に三原と合流して居酒屋なわないへ
有名な店なのだが今まで行けずにいた
いまはけっこうお店の数も増えてるみたい

日本酒そそられるものがそろっている
お魚ももちろんおいしい
それはそれはたいへんクオリティが高い
でも、なにか物足らんかった
なんなんだろうね

結局、腹一杯喰ったはずなんだが、お好み焼きを食べる
嫁と三原なので止める人は誰もいない
三原の宿に近いお好み焼き 貴家。
キャベツ甘いなぁ
美味しい締め ぐっすり休めます

土徳 ?焼跡地に生かされて

僕のルーツは広島県の江田島。海賊の末裔らしい。
村上水軍の流れを汲むらしいというのですけど、まぁそのへんはどうなんでしょうか。。。
天然の良港で海軍の兵学校(いまは海上自衛隊)があるので知られている。

神棚は家に設えたものの、御先祖様はなんとなくそのままイコンを置いてその辺りでお祀りしていた。
そろそろ、仏様と御先祖様をしっかりとお祀りしようと我が家の檀那寺である江田島の教法寺へ相談しようとgoogleで電話番号を調べてみると、「土徳」という映画のサイトがリストされた。
青原監督というドキュメンタリー畑の監督が自分のルーツ(=土徳)を求めて父をドキュメンタリーした映画 だった。

しかし、もう公開が終わっていて、なんとか見る方法がないのかと思っていたところ、ちょうど青原監督の新作が出たというタイミングに絡んでこの映画が日本女子大で自主上映されることになった。



映像作品としての技法はあえて?稚拙で少々面映いが、それをぶっとばすほどのライブ感
2時間以上の長尺映画にもかかわらずまったく時間が気にならなかった

広島ゆえに原爆、寺の家系ゆえに仏教という舞台が用意されていますが、それはネタに過ぎない
(これを反戦映画にしてしまうことは簡単ですが。。。)

監督は安芸門徒(浄土真宗)をテーマにすることがきっかけで生まれた映画といいながら、青原家は代々、寺の家系ゆえ、その安芸門徒の心のひとつであるわけですから、そのテーマを選ぶ時点で、遠まわしな自分という存在確認を始めたのでしょう
そして、父が病に伏すことをきっかけに父ともカメラを通すことで真正面に向き合うことができた

自分という存在が、いかに多くの人の縁、思い、代償の上に成り立っているか、一気にラストに向けて(しかし淡々と)収束していく

父の口からかすれる様な声で、力強く発せられた「土徳」という言葉がそれを端的に表現する、重い重い言葉だった

監督がこの映画を作った歳が、まさに今の僕の年齢で、僕はまだ、日本の文化の触りとかをうろうろとしているばかり
まだ、父と向き合うことに照れがある
そして、父、そして僕の存在に影響を与えた人々、文化や思想(=土徳)が知らないうちに消えていっている
一歩踏み込まなければと決意させてくれました

世代のギャップを埋めるために、日本の素晴らしい精神文化を理解するために、まず何をすべきか、ひとつの道を示してくれる映画です

■土徳オフィシャルサイト
http://dotoku.net/dotoku/index.html

グランド坂下 志乃ぶ



学生の時は南門にあった部室からちょっと遠いので、めんどくさいねとか言って洋食にしたりホカ弁にしたりしてた
身近ってコトは贅沢だ
てか、学生の分際で贅沢だ
大学辞めてからの方が頻繁に通っていたような
鱈腹食って腹パンパンながらも締めはにゅうめん(煮麺)
おでんのだしで仕立てられます
うひょひょ
極楽極楽

小学生の時は戸塚の研究所跡、戸山ハイツ、甘泉園とともに冒険の地だったんで、僕にはグランド坂は特別な響き
小学生の頃、早大は裏口入学事件があって僕らはよくバカにしたりしていたもんです
そんな大学に通うようになるとは夢にも思わなかった
なんてことを、振り返りながらおでんをつまむ
関東には珍しい澄んだ汁に浮かぶ種達が誘ってます
もう、時間が時間だけに出会えなかった種も多々
いくら食べても飽きないというかおかわり!

心に染み入る映画を観たあとは、優しい食べ物を欲するので、目白の崖を下ってグランド坂下へ
大学時代はお世話になった僕のベストおでん屋「志乃ぶ」へ
グランド坂という名前の由来や阿部球場の存在なんて僕の大学時代でも知らない人がほとんどだった