Flying Books

山路くんの店Flying Booksが1周年を迎えた。
え?まだ一年?って感覚をどう理解したらいいのか。
こういうアニバーサリーものって自分の時間感覚を振り返るキッカケになって面白い。このへんの人たちともまだ一年に満たない付き合いなんだとおもうと不思議。
前日の日帰り山梨旅行の疲れが抜けきれず早々に退散したが、あれは誰とだったのか、楽器としてのRAPについて話し込む。僕がポエトリー・リーディングに入り込めない理由がすこし見えた。
おめでとう!ムッシュー山路

アサヒビール食文化講座

大谷ゆみこさんがコーディネートするスローライフ・スローフード講座が4節の最終回の今回でついに終了。
最後と言うことで彼女のパートナー木幡恵さんが雑穀のお菓子についての紹介。お二人とも、もともと二人ともデザイン畑の人ってところで「!」。生活をデザインしてるんですね。自然食オタクと違う臭いを感じたのはそこのところだったんだわ。
話的には総論的に終わってしまい特に得るものはなし。
いままで、全て聞けたわけではないのだが、毎回新しい気付きをくれた。ぜひもう一度やってほしい。間もなく、前半をまとめて書籍となるようです。楽しみ。

この日に供された料理はこちら

で、職安通りへ

この消えゆく町の記録はもともと2000人のホームページが相互リンクをしたところで存在を知って、プロの仕業だなと感じ、それもあってツアーに行ってどんな人がやってるのか見てみようってのがあったんだけど、なんとまぁアラビアンないと2003のクルーだった。僕の昨年のフェイバリット・ベスト10に入るサイトの。(第一位はもちろん2000人のホームページなわけ)
毎日見てたんだよね。このサイト。このおかげでworld peace nowにも冷静に参加できた。
で、美野里ハイタウンの打ち上げと言うことで職安通りの韓国料理店へ。
アラビアンないと2003を産んだDNA のスタッフに僕。
世界中のトラブルをドキュメンタリーすることと松戸の小さな団地の取り壊しをドキュメンタリーすることが同じ感覚視点ということに共感。
アラビアンないとに共感できた理由がはっきりとわかった。
とても楽しい宴であった。

消えゆく町の記録を仕切っていた渡辺さんはまたまたイラクへ行くらしい。
無事をお祈りします。イラクからの配信楽しみにしてます。

美野里ハイタウン

松戸からバスで10分ちょっと入った個人所有の公団スタイルの団地美野里ハイタウンが取り壊されることを記録されている消えゆく町の記録のスタッフの方のお誘いで現場に行ってみる。
典型的な郊外の団地群でこれが個人の開発ということがすごい。
すっかりゴーストタウンになっていて、子供の頃遊んでいた戸山ハイツの再開発を思い出す。
廃なものの持つ独特の迫力がもう醸し出されていて、この建物への所有者(住人ではない)の愛情が去って久しいことが肌で感じられる。

僕は住んでもいないし、この周囲には思い入れはないのですが、団地粗製濫造時代に入る前の建物なので見た目にも頑丈そうで緑豊かな住環境なのでまだまだ使っていける様に見える。
この丘の上に拡がる団地群は昔の団地なので広い空間があって空が広い。
これを壊すことはべつに僕はかまわないと思う。イヤだけど。
でもここに拡がる空と土と緑をとっぱらってコンクリートとタイルと化成品で覆ってしまうことは周辺環境に悪影響というだけでなく、そこに住むことになる住人に大きなしっぺ返しとなることは確実。こういうたかだか50年くらいで根付いたお粗末な緑でも、人には大きな影響を与えるはず。管理の容易さ、見た目の美しさに騙されると特に子供にしわ寄せが行く。後で気付いてもno use crying。
建設会社や建築家に騙される消費者が悪いと思う。そういう見た目で買ってしまう人の多さが元凶なんだから。

解体工事が進んでいるので、元の住人でも立ち入りが出来なくなっていたので中には入れず。というか、今まで板囲いもされていなかったというのがおかしい。
この団地はオーナーが自分の農地を使って開発したもので、分譲ではなく賃貸だったから普通に生きていればなに不自由なく暮らせたはず。
バブルの末期に金融機関に煽られてババを引かされたみたい。
まぁこんな豪邸に住む時点で狂ってるわけで、、、野球場にあるような夜間照明灯がそびえ立つ芝の広い庭はゴルフの練習のためだったらしい。

元の住人が車に乗って野良猫にえさをやりに来た。
今日が敷地に立ち入れる最後の日と聞いて。
僕も社宅ッコだったからこの気持ちはわかる。僕の場合は知らないうちに建て替えられてしまったので幸せなのかもしれない。やっぱり最後の住人ってのはなぁ。。
公団サイズの狭さ天井の低さは大人になって感じるもので、子供の時はすごく大きく感じた。自分の住んでいた社宅を大人になって何度か訪れたときはガリバーな気分。
電話も当時は階段ごとに共同で一回線だったから共同電話のある階だったウチは電話が踊り場で鳴ると出ては取り次ぎ、その人の家まで呼びに行ったりした。

僕がいまちょっとムキになって慣習や精神文化なんかの日本のルーツを追い求めているのは、社宅族の根無し感が根底にあると思う。
この画を見るだけで、センチになってしまうでしょ。

この跡地がわかっている人によって美しいリフォームがされることを望みます。

昼から酒飲む大人な僕ら

家に戻ると南風三原からgrafと南風荘で鍋パーティーやるとの電話。酔いさますために仮眠して広尾に向かう。
向こうは六ヒルの草間さんの展覧会を見てきたらしい。しかも、六本木の本村庵で酒飲んでから行ったって。
六本木と浅草、好対照なロケーションで昼間っから酒かっくらう者どもが夜は鍋を囲む。

浅草

で、腹減ったので浅草に。
セキネで肉まん食べて、七十里で煮込み喰って呑んでよっぱらい???
彼女と行くとこじゃねーよね(笑)
でも、うまいんだわさ
オープンテラスよろしく道路を無許可使用したテーブルでストーブにあたりながら酎ハイ呑むのもななか楽しい。

それで、終わらないのが僕と彼女(笑)
ちょっと見るだけと行って彼女に韓国料理屋街に連れていくと、結局富味屋へ。
美味しい美味しい石焼きビビンバに昇天。
まだまだ喰うぞ。
締めに梅園で粟ぜんざいを堪能。
しあわせ。

合羽橋

先日飯田で作った味噌玉を漬けておくカメを買いにかっぱ橋に。
休日だったのだが、思いの外店が開いていて個人客を拾わないとならない不況の厳しさを感じる。
衝動買いの楽しさをぐっと押さえて、麺棒とスパチュラと瓶を別々の店で買い求めていく。

諏訪へ

それほど期待していなかった妻籠宿が思いの外たのしめ、すっかり遅くなったがそのまま下道で木曽路を上る。
妻籠で冷えた身体を温泉!でということで諏訪を目指す。
諏訪の温泉といえばまず千人風呂
僕は最近下諏訪の外湯にはまっているのでえらい久々になるが、広くてきもちいい。
そこに敷いてある丸石が気持ちよい。
昭和初期にシルクエンペラー片倉財閥の当主が地域の福祉向上を願って作った施設。
片倉さんありがとう!地域のことを考えられる金持ちは美しい。

妻籠へ

飯田のモーテルに泊まり朝から妻籠宿を目指す。
途中、すっかり雪に埋もれた峠に堀割なる店を発見。
外観からはすげえ美味いか、すげえ凹むかどっちか。
大当たり!
非常に繊細な味付けの料理。
鹿刺しも猪の焼き肉も野趣あふれるおいしさ。
味噌汁が激旨い。
ここのうどんはぜったいうまいはず。

峠超えるともの凄い積雪でどっきり。なんとか1速で乗り切り無事に妻籠宿到着。
思っていた以上に興奮する景色。

宿場を見下ろす光徳寺の境内が雪に覆われ美しい。誰もが雪を踏まないように隅っこを飛び跳ねながら渡っているのが足跡から伺え面白い。
それにしてもお茶目な鬼瓦。

脇本陣 奥谷がすごくよい。
格子窓から差し込む光が炉から立ち上る煙で美しい光線を描く。

広い家の中を講釈士さながらに解説してくれる。
こういう名物おばちゃんの存在が堅苦しくなりがちな史跡案内には必要。
とてもわかりやすく、見落としがちなポイントを立て板に水で説明してくれる。
ほんとうに素敵な建物。

ここまで徹底的に修景されると天晴れ。
こんな雪がぱらつく閑散期でもそこそこの人出だから、暖かくなると混むことであろう。
空いている時をねらって何度でも行ってみたいと思う。

ひさかた御膳

柿野沢生産者組合という飯田の外れの山村の組合がやっている集落センターに案内される。

ひさかた御膳なる郷土料理をベースにした夕食を。
御膳などと名を付けてしまったせいか、中途半端によそ行きの料理になってしまって、おそらくここに郷土料理を求めてくる人の思いとは裏腹なものになってしまっている。
これなら東京でもっと気の利いた山菜料理や季節料理食べられる。
一汁一菜の延長で良いのでは?
美味しい漬け物と汁物。
食材の乏しい季節とはいえ、ぜったいに素敵な保存食が眠っているはず。

味噌作り

温泉から出るとみるみる雪景色。
昨年同様、農園さくらの美沢さんの指導のもと、味噌作り。
まずは大釜の火おこし。この一年でだいぶ火との対話に慣れてきた。

大豆をゆでている間に、五平餅作りが進む。
僕は火の番だったので今年も作り方はわからず。

餅が上がる頃には大豆も良い感じに。
オキを利用して餅を焼く。
素焼きをして味噌などを付けてもう一度焼く。
これが以外と大変。
オキはちょっと油断するとテンション落ちるから大量の餅をまめに見ながら、火加減を調節。

餅が出来たところで、それを主食に豪勢なお昼。
美沢さんの野菜や他の方々が持ち寄った食材で食べきれないほどの料理。
うんま???い。
尾曽さんの作られる料理や梅はほんとうますぎる。

見てるだけでつたわるでしょ。

ゆでた大豆をミンチ機で挽く。

麹と塩を混ぜておいた上に、挽いた大豆を落としてゆきひたすらまんべんなく混ぜる。
結構な重労働。

まぜるまぜるまぜるまぜる。

今年は昨年よりも多い一人4キロ。
かなり大きい味噌玉となる。
これを各自持ち帰り家でしっかりと容器に詰めて熟成。
一年後が楽しみ。

で、一年経った味噌をみんなで持ち寄る。
同じ味噌玉なのに環境でこれほど色も味も熟成度合いも変わるもんなんですね。
ほんとびっくり。
誰でもがはっきりとわかるぐらい味が違う。

飯田へ

前日早めに出たのでずっと下道を飯田へ。
途中、諏訪の足湯に忍び込む。
先客が居て、彼らとバルブをちょっと開いて寒中の足湯。
ごくらくごくらく。
上半身は寒くて震えているのに1時間ぐらいはまってしまう。

で、いつものごとく湯里湖温泉へ。
この温泉も何度来ても良い湯。
いつまでも入っていたい。
長旅の疲れも吹っ飛ぶ。

まいにちまいにち

Panther環境をOS9の操作感に近づけるためのチューンになかなか手間取る。イラレ、フォトショ、ウィーバー、オフィス、ブラウザ・メーラーなど2年ほどアップデートされていなかったソフト類が一気に最新になる。ひとつひとつ新機能を確かめつつ自分の感覚にあったカタチにチューンする作業。その途中途中で調べ事していると脱線しまくり。こんなコトしているうちに一日はすぐ過ぎる。
IEでcgi使うとチルダが勝手に全角に置換されちゃうことに気付くまで4日かかる。もう発狂寸前まで来た。
その対策法を調べてるとまたまた数日かかって、まぁ結局%7eで入力という何のためのIP変換なんだかな、、、
サーバーも変えたのでDB組みはじめちゃったりして、、、
そのついでに、モンちゃんせんべいのページを作り始めちゃうし、、、 (もうすぐ暫定バージョン出来ます)
あーだめにんげん。

スズナリ

ニューオータニのSATSUKIでピエール・エルメのケーキを満喫して、下北沢へ。どえらい久々のザ・ススナリ。彼女のお供なので関係者席。苦手だなぁ。
Tally-Hoなるユニットの「家族日記」という芝居。天皇が崩御する前後のある茶の間を舞台にしたホームコメディー。無名塾出身の役者が多い。ベテラン含めてみな芝居が上手くて安心して楽しめる。(これすらクリアー出来ないクソ芝居多くて。。。。)客層高い。僕より上、50代くらいまでかな。まぁ小箱の芝居だから身内多いのかも。中島淳彦の脚本がぬるい。コメディーの中に天皇とは、家族とは、のようなセリフがメリハリ的に散りばめられているのだけど、そういうところに来ると役者の言葉が不自然に饒舌になって気持ち悪い。古い戦友の裏切り、甘ったれのバカ息子などなど表面的には健全な家族が崩壊ギリギリの状況を迎えるところで、暗転、当時のニュース音声などがコラージュされてラストへ。家族全員がハッピーに人生ゲームをやっていて、その指示がそれぞれの将来を曖昧に暗示することで、曖昧に全てを解決。(結局なんにも解決していないの)
いまどき「お江戸でござる」くらいでしか見ることが出来ない安心印。
この浮世離れしたハッピーエンドが「安心して楽しめる」ホームコメディーの王道だと考えているのでしょうか。僕にはわからない。箱木宏美さんこの芝居の役作りはうんざりさせられたがかな??り気になる役者さん。鈴木弥生さんのまめな芝居すてき!


この日の五穀六感

江戸ソバリエ

江戸ソバリエ認定講座を受け、蕎麦屋を30軒ほど回ってレポートを書いた。
今日はソバリエ認定式。
会場は麹町小学校(学区域は皇居から霞ヶ関永田町番町あたりの半径1キロ強)これが小学校かというぐらい豪華な建物。ここは都心の過疎地域なので一学年2クラス60人弱。この巨大な施設でうらやましい限り。
立食パーティー形式で、成績優秀者への表彰ののち、立食パーティーに。500人ほどのそば好き(というか蕎麦オタク)集まりちょっと疲れる。蕎麦オタクにも色々と流派があって、打つ・店巡り・道具・・・それほど多くの方とは話せなかったが、熱すぎる印象。
続編が開催されるようなのでそれはちょっと楽しみ。

少しずつ

コンテンツ手直ししたり、増やしたりしてます。
食に関するものは五穀六感というコンテンツで展開することにしました。
今までの倭月愛々はhttp://www.nakame.org/wacky/に変更、これまでのURIは日記系コンテンツのインデックスとしました。
ところどころデッドリンクやらcssの設定漏れがあるので気がついたら一報下さい。

サーバーもあまりにも接続率の悪い(gooleに登録できない原因がserver timeoutみたいなんだからありえないよ!)安サーバーTOK2proからおさらばすることに。TOK2の4倍、月1500円かかるけどまぁこんだけ楽しめてこの値段なら良いんじゃないでしょうかね。
てことで、tok2内のダイレクトリンクはあと半年以内に切れますのでご注意を。

鬼子母神

この年末年始に二人の友人に子供が生まれたので、縁起物を求めに鬼子母神へ。
絵馬がなかなか可愛い。

で、目当てのススキミミズクを求めに境内脇の音羽屋へ。
4年ぶりです。

もうススキミミズク作ることが出来るのはこの冨見ばぁさんしか居ないそうです。4年前よりもかなりお身体が悪くなっているかかんじ。そのせいか、今は一日に4体しか作れないそうです。
正月はかなりの数が出たそうで、今日買えたのは運が良かったみたいです。
奥のこたつにはたくさんのミミズクが完成を待っていました。

原料は知り合いのいる埼玉の畑で栽培してる薄で、その他の材料もその近所で取っているだそうです。
僕が持ってるのは、小学校5年のときなけなしの小遣いはたいて買ったもの。親に無駄遣いしてと怒られた。今から17年も前か。。。もうボロボロなんですと言ったら、持ってきたら修理してくれるとのこと。
この親子ミミズクなんて最高に可愛い。

この日の五穀六感

謹賀新年

本年もよろしくお願いいたします。

旧年中はみなさんの豊かな心のおかげで少なからず気付きを得ることが出来たことをほんとうに感謝しております。
そして、自然の恵み、カミ、ホトケ、祖先にも感謝。

11月からOSを一目惚れでPANTHERにしたので、環境をシェイクダウン中です。
ついでに、OS9から移行できる環境を一気にやってしまってとっちらかったまま(笑)
いままでのmachintoshの歴史でOSのアップグレイドで古いマシンの動作が軽くなるというのは無かったような気がします。メモリーさえ積んでおけば快適。
デスクトップをとっちらかして作業する僕にとってExposeは手放せないものになりました。
まだまだ細かい不具合やアプリケーション側の未実装が多いんだけど、ありです。
スーパー残念なのは起動画面であけましておめでとうございますって微笑んでくれなくなったこと。これぐらい何でもない無いはずなんだけどなぁ。。

アイロンの術後の経過は順調かと思います。
ホームページを若干更新、動的コンテンツを組み込みまめな更新が出来るように変更中です。
とりあえず、アイロン日記をはじめました。
事故からの経過が流れでわかるかと思います。

無事手術が終わりました

ありがとうございました。
月曜日には退院出来る模様。
すぐに歩けるみたいです。
股関節の骨を取ってしまったので激しい運動は出来なくなりましたが、命あるだけでも感謝です。
オペの模様をモニターで流してくれるのですが、1時間半が長かったです。
縫合が始まったところで、ほんとうに腰が抜ける感じで座りこんでしまった。

アイロン手術&入院


朝一番から院長直々の股関節整復手術をしましたが、事前の説明通り、術後すぐ外れてしまう。
結局、金曜日に切開手術を行い、大腿骨の骨頭を切除して関節の再生を促す手術を行うことに。