生駒山に登る


難波宮から平城京を直線で結ぶ暗越(くらがりごえ)街道(国道308号線)が玉造を通っているので、前々から気になっていた暗峠を登ることに
鶴橋から枚岡までは近鉄で20分 近いなぁ

今回のルートはこんな感じで暗峠までのぼりそこから山頂経由で奈良側へ下りてまた暗峠を超えるという強行軍

そこからさらに登るととつぜん棚田が現れる
向こうに走っているのが暗越です

登山鉄道のような勾配を上がる途中にある枚岡駅降りると目の前に枚岡神社
梅林が素敵  
春日大社にここから分柱したから元春日と呼ばれる

見えていた暗越です
ここは国道(酷道)マニアには有名な場所です
車一台がギリギリ通れる細い道
言われないと国道とは思えません

暗峠からさらに標高差200m2キロ歩くと生駒山山頂
これだけの霊山そして神南備山の頂上が遊園地
登って来たハイカーと能天気なファミリーが混在する不思議な画
てか、これはあまりにもひどいねぇ

山頂から急な道をおりると旧鶴林寺に出ます
ここがやばかった
境内の一角に石群があり不思議な風の吹いている気持ちのいい場所が会った
眺めても気持ちよし あの中に入ってもよし
来てよかった ありがとうな場所です

役行者絡みの霊場 この一帯地名も鬼がつきます

この裏手の山をのぼる
けっっこうきつい 胸突き八丁が続く
登りきると、平らな丘がありそこにぽっかりと神津嶽と呼ばれる小山
そこに枚岡神社の本宮がある
この小山への道が気持ちいい

酷道308線は峠のところで石畳となり、峠の茶屋あり
民家が並び寂しさも無く、ちょっと拍子抜けした感じ
この茶屋のかき氷うまい 自家製カレー仕込んでいたが、これはきっと美味いと思う

そこから沢筋の道と言えるのかぎりぎりのところを進むと谷間にちょっと一癖ありそうな畑がぽつりぽつり
とつぜん、車が溢れてる店が現れる YAMAOKA PIZZA 
予約無しでは食べられないとのこと
そこからさらに下りたスリランカカレーラッキーガーデン

車が無いと不便だし、わざわざこの山の中までたくさんの客を引っ張ってくるだけのことはある
気持ちのいい野菜ととってもおいしいカレーと美味しい景色&生駒の空気

山羊と羊がいたりします
けっこう広いレストランとこいつらの居るカフェエリア
家族で来ても、デートできてもおいしい感じがにくい
僕らは小汚いハイカーモードなので若干浮いてましたね

再び標高差200mの暗峠を目指す
かなたまで道が続く

途中から棚田が現れて、その美しいさまに登りのつらさが多少割り引かれた
この一帯、一癖二癖ありそうな畑やら地飼いの養鶏場やうどん屋、カフェなどが点在し、ピザ屋からこのあたり一帯がなんか引き寄せる場所なんだろうなと感じる

それにしても、生駒はすごい
二人ともありえないほど元気
しかも、登って行けば行くほど、エネルギーが湧いてくる
普通は一度下りた山に登り返そうなんて思えないはずなのに
ためらいも無く再び登った

峠を越えて、山を下りる半ばの枚岡展望台でしばし休憩
大阪湾に広がるガスに高層ビルがシルエットされて不思議な夕景 その向こうの淡路島もいい感じ
銭湯で汗を流して帰る