伊東 鰻 福也


熱川に来ると伊東のとんでもない外れにある
これまた変わり者のおやじが一人でやっている鰻屋に立ち寄ることが楽しみ

ガスで焼くとかりっと仕上がるというその鰻は
カリッとトロリがぎりぎりのところでせめぎ合っている
程よい脂っこさに乗った甘みと良い意味での魚臭さが喉の奥に拡がる
骨煎餅をかじりながら待つ20分ほどの暇つぶしに鮫肌で山のように擦った山葵を贅沢に鰻の身になすりつけると山葵の甘みと辛みと刺激がさらにさらに極楽校内にターボを掛ける

そうそう資材置き場に毛が生えたようなプレハブ小屋がすっかり化粧されていっぱしの店っぽくなっていてびっくりした
もしかして、スカイラインから伊東へ抜ける渋滞かわす車に色目を使うつもりなのだろうか
いやいや、僕は嬉しいのです
もうちょっと商売っ気が出て貰う方が安心です
いくら商売っ気出してもこのオヤジは気に入った鰻が入らなければ店開けないでしょうから
昔は気圧が低いとタレが締まらないから店開けなかったとか

元日からこんな極楽ごはんを食べられて怖いくらい
我々のあと6人ほどで暖簾が店の中に
まだ13時

あ?この店で以前食べた大井川の天然鰻を思い出す
まじでしょんべん漏らすような衝撃的な旨さだった
こんな美味い!は2度はいかんぞと思ったぐらいだったが
欲深い僕はまたの出会いを心待ちにしている

というか、まず店が開いていることがラッキーだったりする店なので
目の前に丼が来るまでは養殖物でもとにかく食えることにありがたや??!
なのですが、、、、、、