鼓童 meets 玉三郎

NHK教育の2時間半におよぶ長尺番組。土曜日たまたま見ることができた。
神様のお引き合わせに感謝。
そして、ぐっとえぐられるものがあった。
鼓童の人々、ストイックに内向きに突き詰めて、結局限界感じた。
それを玉三郎があっさりとブレイクスルーさせる。

癖とか自分らしさを捨てなさい!
癖は、よっぽど意識して苦しんではぎ取らないとむり。
いくら捨てても大丈夫、その人らしさは結局出てくるもの。

みたいな趣旨。
アドリブを完全に否定したうえで、本当の意味でのアドリブを語る姿。
伝統を吸収した人の迫力。

映像そのものは作りこみすぎで興ざめだったが、僕が見て見ぬふりをしていたいことをぐさりとえぐられました。
美しいモノにはルールがある。
らしさという嘘。