美山に茅刈りに行ってみた

茅葺き職人塩澤実さんが主催する茅刈り体験会に嫁に誘われて参加した。
京都から2つ山を越えたところ。もう小浜市まで数十キロ。美山という茅葺きがたくさん残る里。このお堂があるのがこのへん
集落の谷戸の入口の尾根の中腹に建つ素敵なお堂の屋根を来春葺くので、そのための茅を刈る会。

塩澤さんとの縁は、不思議な流れ。
独り身の頃から神仏先祖様を同じ空間(それっぽいイコンで)で祀っていたのですが、神棚を作ったので、次は仏様と御先祖様をと。
それで、うちの檀那寺である江田島の教法寺に相談しようとネットで調べていたら、同じ安芸門徒つながりでこの寺に縁があった父をドキュメンタリーした土徳という衝撃的な映画に出会う。
この監督青原さとしさんの最新作藝州かやぶき紀行という広島の茅葺き職人をドキュメントした映画のなかに、日本の茅葺き業界の新しい流れとして若手職人塩澤さんが出ていらっしゃった。
(今残っている茅葺き屋根は残っている意味があるから)茅葺き屋根は無くなることはありませんというちょっとクールな感じで語っていたのが印象的だった。

その後、嫁がPENの建築特集で彼を取り上げて、その縁で今回のお誘いとなった。