きもの田中屋 ぶどうのたね


別府でひと浴びしたが、
福岡へ戻り筑後吉井の街へ
重要伝統的建造物群保存地区
蔵屋敷の街 水運の拠点として盛んになった街
このあたりに気になる店がいくつかあったのでわざわざ戻ってみる
町外れの山の麓にあるぶどうのたね
その一棟で田中屋さんというそれは素敵な着物屋さんに出会う
おそらく相場よりも安いが質の高い反物がずらりと並んでいます
売るためではなく、自分が惚れ込んで扱っていることが伝わってくるやさしい言葉が心地よい
材料や産地、そして職人さんと面と向かっているからこそ、語っても語っても語れませんといった感じで熱く熱く愛情を伝えてくれます
そして、この布と付き合ってみたいとわくわくさせてくれる
街で商売をしないかとの誘いもあえて断っている
わざわざ来て欲しい それだけの気持ちのこもったものを用意しているから
なんでも東京に持ってこようとする傲慢に辟易しているぼくには、とても共感できます
僕のように裄が長いものでも行ける幅広の反物もじゅうぶんあって、その中から一目惚れの一本を頂く
仕立てもお願いしました