泣けば山からモッコが来る

弘前着いて最初に耳にしたのが店先のBGMで流れていた「津軽の子守歌」。
はじめて聞いたが、すげえ歌詞。モッコて蒙古だそうだ。てか、山から蒙古っておかしくねぇか?
なぜ山からなのか現在調査中。

で、いちおう日報らしきもの。

■4日
今日から設営初日。
巨大な吉井酒造煉瓦倉庫の中は端から端まで歩くのにも1分やそこらかかる。
リベットうちの鉄骨と煉瓦とタール塗りの壁、蔵のような分厚い扉。存在そのものにパワーがある建物。(外観は意外と地味。)
この倉庫に横浜だの金沢だの小山ギャラリーだの韓国だのバンコクだの台北だのハワイだの青山だの大阪だの・・・瓦礫置き場のように小屋がばらされて運び込まれている。
初台、横美以来離れていたので何が何やら。
前回の弘前のときから残されていたままの作品の解体から始まる。
弘前ではボランティアのスタッフと一緒に設営を行うのだが、僕はボランティア担当。
全体像つかめないまま、なおかつ実行委員会の方々とのコミュニケーションもまだなんですから、もう段取りもクソもなし。
希望者が多いためやりたくても入れないという、運営側からはありがたい、ボランティアにとっては飢餓状態。何かをしたいという思いがびしばし伝わってくる。
奈良さんの手伝いということで女性が多いというのも、力仕事な現場において気を遣います。
これは大変な役を仰せつかりましたと実感。

■5日
Joy Popというレコード屋の裏にgm弘前を作る準備。
店主ジョニー兄の熱い店。お、人間椅子だ!シャンカールだ!じゃがたらだ!漁るとやばそうなアナログを見なかったことにする。
そうそう、人間椅子といえばナニャドラヤ!今回ぜったいまた八戸の朝市へ行ってせんべい汁用のせんべいたらふく買い込んで、ナニャドラヤの音源を買ってくることを思い出した。
にしても、ジョニー兄 まっことにナイスなキャラ。いろんな意味でロック(笑)
で、店の裏の倉庫へ。
散らかったままの倉庫は雨漏りがひどく床は水浸し。
そのまま、水が凍ってる。
古いビルの裏に足し継ぎで作った木造家屋。
3階の空きフロアへがらくたを整理整頓しながら上げる。
にしても、尋常じゃない雨漏り。
2FのBetter Homesという家具屋のクールな店主も登場。
家具屋さんは2Fを事務所に使っているのですが、雨漏りが一日バケツ何杯にもなると嘆く。
雪どければ止まるだろとジョニー氏。
とりあえず、窓から屋根をのぞいてみる。
屋根のトタンが剥がれてぽっかりと穴あいている。そりゃ漏るわさ。
あんだけ漏れてるんだから、屋根どうなってるか見ようよ。
穴の開いた屋根を見たジョニー兄と家具屋さんの驚いた顔は忘れられません。
なんかとってものんびりとした光景に、ちと沖縄にいる気分になって弘前が好きになりました。

夜は煉瓦倉庫のオーナー吉井さんのお招きでレストラン山崎へ。
フレンチをごちそうになる。
アミューズのウニの蒸し物が美味。以降メインに行くにつれ可もなし不可もなし。
harappa長谷川氏が山崎のパティスリを閉店しているのに開けさせてケーキ買うというので、当然同行。おおお!木村秋則さんのりんごのスープにアップルパイ。う、うれしい。この冬まだ一度しか食べてないんです。木村さんのリンゴ。見に行きたいなぁ木村さんのりんご畑。

■6日
懐かしの小屋の設営が始まる。
ひさしぶりじゃのぉ
帰ってきたという気分になった。
3年前はまだまだ放浪してましたねぇ、、、心が(笑)

■7日
すご???くいい天気。
気温に慣れてきた。
でも、ふっと気がつくと雪が舞っている。
一日に一回は雪がちらつく。雪国なんですねぇ

弘前から見る岩木山てすごいセクシーなコトを発見。
なんかいろんな姿に見える

夜、俺の部屋にきてくれと豊島君から全員集合がかかる。
この広い倉庫をワンダーランドに作り込むには3ヶ月じゃ終わらないんじゃないかなぁという元イベント野郎の直感当たる。
その直前に、ちらっと会場の漫画を見てしまったので、もう観念。
会社に長引くかもニュアンスを一報。
夜のミーティングは案の定、7月いっぱいまでということ。
頭をよぎったのは、ねぷた・ねぶたまで居るかどうか。
そこまで居ると、翌週は阿波踊りなので、一昨年とおなじ祭りバカ。
そのままエイサーまでいっちゃうか(笑)
さすがに、4月からのブランド統合をすっぽかして4ヶ月はクビかもなぁ。。。ははははは

どうするオレ どうするオレ  by Life card