また23年後に!

今年の阪神は強すぎて面白くない。
強がりでも何でもない。
野球そのものにも興味がないものだから尚更かも。
今年の頭の快進撃の最中に一度だけ85年に優勝した年のスポーツ新聞と記事スクラップや選手年間、優勝記念グッズを引っ張り出してみた。
自作したメガホンや特注したハッピや帽子、旗なんかも引っ張り出してみた。
これ今球場に着ていったらヒーローだろうなぁと思いつつ封印。
伊良部には感情移入できるんだけど、藪には気持ちは入らない。
阪神を正直見捨てたようなもの。
いまの騒ぎに加わる権利はない気がする。
神宮の当日券を求めて1週間も並んで在京放送局(教育テレビ以外)すべてのインタビューを受けた。
激しい踊りやパフォーマンスの楽しさはこのときに知った。
阪神好きで試合の結果はメールで速報貰ってるけど、あの時の熱さは感じない。
1番弘田から99番山崎まですべての選手・コーチ名を諳んじていた自分はもういない。
だいたい、いまの選手応援マーチと来たらセンス悪すぎて気持ち悪い。ミニマムにしよーや。
道頓堀に飛び込みに来ている人は85年のときに飛び込んでいたオリジナルとは心構えが違うよ。かっこわるい。
僕がオヤジになったんだろう。

優勝決まった神宮から青山通りを突き進み、渋谷駅前の噴水に飛び込み当時のハチ公を黄色のスプレーで虎に塗り始めて警官に追われ、逃げながら23年後にまたと言って別れたきりの人々の何人かもネット上で見かけた。今回の快進撃にみな微妙にクールだ。

予備校生活の大半を阪神・麻雀・パチンコに明け暮れて二浪して、糸の切れた凧のような生活が始まったキッカケでもある。
この18年で成長したのか。。オヤジになっただけじゃないのか。
そんな焦りも含みつつ5年早く来た夢がほんとうに遠く感じている。