渋谷学

國學院大學渋谷区の寄付講座が昨年度に続きあるということで申し込み、今日が第一回。
渋谷を渋谷学として捉えるという講座
日程表を今日初めてみたのだが後期日程がこの講座の肝のようだけど、僕的には前期の方が大いに興味をそそられる。というか、後期には期待できない感じがする。
今日はこの講座の主任教授の概略説明に続き、地理学的に見た渋谷の特徴。ボランティア講座でイレギュラーな授業のためかいささか準備不足で散漫な講義。しかも、東京に住まれてまだ7年というところで体験からくる話というより文献やデータに頼った話でちょっと弱い。ただし、B4両面で6枚のレジュメはこれだけでも十分勉強のとっかかりになる大変よくまとまったすばらしいもの。

渋谷川の事実上の本流が宇田川だったこと(しかも西武のA館B館をつなぐ地下街ができなかったのは宇田川暗渠のため)、松濤公園から明治神宮、西原まで宇田川浸食面に沿って池が多数あった、渋谷から目黒は水車業が盛んだったこと、渋谷の深い谷を渡る手間をかけても青山の肥は高く売れたこと、荷車を押す助っ人(立ちん坊)が憲兵隊(いまの東宝のところ)のところにいたなどなど興味深い話多数。

大学の単位取得講義のため20人ほどの大学生以外の6?70人が受講生。ほとんどが60歳以上。僕が一番若いんじゃないかなってところ。まじで。
講義後に学生時代にも珍しかった質問に。大変丁寧に答えてもらい散漫な講義の印象も一気逆転(笑)前々から勘違いしていた淀橋台地(下末吉面)と武蔵野面の生成の違いを知りました。

そういえば、淀橋って地名はヨドバシカメラなかったらもう残ってないんだよねぇ。まぁ中学校か小学校には残ってるんだろうけど。。。西新宿より美しい響きだと思うんだけどなぁ

この教室がすべてじゃないんだろうけど、パワーポイントで授業を進行するのがいまの大学の常識なのかな?当たり前といったら当たり前だが、けっこうびっくりした。