桜平


今日の朝の散歩は我々が居る交流センターのある薬袋(みない)集落の裏山を登った桜平(さくらんていら)へ。
麓から300メートルぐらいの高さを一気に登る尾根沿いの古道(スキーの上級者コースぐらいの斜度かな)を息切らせながら行くと突然開けるなだらかな平地。これは早川町の特徴で、もの凄く急な山道を登ると突然広い土地が開け、集落が目の前に現れたり、段々畑跡の杉林があったりする。


今は杉林になっているが(等間隔に植林されているが適切な間伐がされていないので全体に貧弱な木々)、桑の段々畑があったことがはっきりと判る。4?50分ほどでここまで上がれるが、毎日この急峻な山を登り桑の葉を刈り取り、何十キロも担いで下りる(ひとつ間違えば落ちるってことに)ってのはとんでもない重労働だったろう。


そのとんでもなく広い平の中程に早川町でも屈指の大きさであったと思われるお社の跡。今は屋根だけが残るが、この場所にこれだけのモノを作れたということが往時の勢いを感じさせる。