妻籠へ

飯田のモーテルに泊まり朝から妻籠宿を目指す。
途中、すっかり雪に埋もれた峠に堀割なる店を発見。
外観からはすげえ美味いか、すげえ凹むかどっちか。
大当たり!
非常に繊細な味付けの料理。
鹿刺しも猪の焼き肉も野趣あふれるおいしさ。
味噌汁が激旨い。
ここのうどんはぜったいうまいはず。

峠超えるともの凄い積雪でどっきり。なんとか1速で乗り切り無事に妻籠宿到着。
思っていた以上に興奮する景色。

宿場を見下ろす光徳寺の境内が雪に覆われ美しい。誰もが雪を踏まないように隅っこを飛び跳ねながら渡っているのが足跡から伺え面白い。
それにしてもお茶目な鬼瓦。

脇本陣 奥谷がすごくよい。
格子窓から差し込む光が炉から立ち上る煙で美しい光線を描く。

広い家の中を講釈士さながらに解説してくれる。
こういう名物おばちゃんの存在が堅苦しくなりがちな史跡案内には必要。
とてもわかりやすく、見落としがちなポイントを立て板に水で説明してくれる。
ほんとうに素敵な建物。

ここまで徹底的に修景されると天晴れ。
こんな雪がぱらつく閑散期でもそこそこの人出だから、暖かくなると混むことであろう。
空いている時をねらって何度でも行ってみたいと思う。