かのし会

取材が終わり山の幸をおすそわけ頂けるということでさらに上流の上湯島集落へむかう。
早川町の最奥部の西山地区にあるため同じ町内でも空気が全く違う。その西山地区の猟師の集まり「かのし(このあたりの方言で鹿)会」の猟の後の宴を小屋でやるのでお邪魔させてもらう。

ことしは鹿がかなりの数下りてきているようで、今日も2頭。すでに2頭目を捌いているところだった。

獣の臭いがあふれ、がたいのよい男がたくさんいるのでちょっとおびえ気味。

みな、それぞれ猟犬を飼っているので犬を見ると集まってくる。
この西山地区は山向こうの旧芦安村(南アルプス市)とともに甲斐犬のふるさと。
もちろん甲斐犬という呼び名は外の人がつけた名なので、この辺の人から「これ甲斐犬?」と聞かれることはない(もちろん、こんな柄の犬が当たり前だから珍しくも何ともないってのもある)。ちなみに、地元の人は地犬(じいぬ)と呼んでます。

宴はじまり、アイロンもちょっとしたごちそう頂く。

猟から戻らなかった白根館の犬が帰ってきた。
まだ、2歳になったかならないかのアイドル犬。

アイロン、9ヶ月ぶりの再会。

檻越しだけど、盛り上がる。

メスはやっぱり可愛い顔してる。