今日はついに手学ということでそば打ち体験。
稲沢敏行氏より本日の粉の説明がある。北海道の新そばだ。
講師は錦町更科の堀井市朗氏。噺家乗りで口が走る走る。
実演が来年2月に浅草橋で更里(さらり)という店を開かれる小林章浩氏。大森の布恒更科の門下の方だそうです。
そば打ちしたこともなくここに来ているのは僕たちだけのようで話がどんどん進んでしまう。一通り説明を受けるとさぁやってください。とほほほほ・・・・
おっかなびっくりやっていると見かねて先生方が手伝ってくださる。
が、粉が良いせいか意外とあっさりまとまっていく。(もちろん手伝って貰ってるからなんだけど)
さすがに、延し方はまったく上手くいかずお手上げ。角出しなんて四角にはほど遠い。はへぇ??ほへぇ???
やりながら講師の方々に怒られつつ、いままで習ってきたことがここで実感となっていく。
楽しい。この先はまると辛くなるんだろうなぁ。
みなさんかなりそばを打たれているようで(生業としている人もかなりいるかんじ)、まったく初体験で望むにはもったいない講師陣でした。最初にホンモノを体験するのは良いことですと救いの言葉。
最初の実演で小林氏が打った蕎麦をイナサワさんが江戸400年を記念して作った煮ぬきつゆ(関東醤油が出来るまで使われていた味噌から造った生タレに鰹節を加えて煮出したつゆをアレンジして再現したもの)で試食。
脱帽です。これだけ細くてもしっかりとして角がしっかりと口の中に感じられ、啜ると弾力があるのに舌ですっと切れ、拡がる香り。
うめぇ????
色々と先生方に聞きたいことはあったのだがシビアなスケジュールのため真っ直ぐ家に。
早速湯を沸かしはじめる。
包丁寝かして小間板送る意味がはじめ分からずきしめんのような蕎麦切りになったりしているのだが、茹でて水で締めるとこれがうまいの?????
流石イナサワさんの粉だ。
としか思えないほどうまい。
角も立ってるし香りもしっかり立っている。
いままでとんでもない手打ちそば食べさせられたこと何度もあるがあれは何だったのだろう。。
はじめてでこんな上手くできていいのかなぁ。。。
なんかびびる(笑)
さきほど小林氏の蕎麦とは較べものにはならないことはもちろんです。ていうか、まったく別物。同じ材料でこれだけ違うものになるとは。