農園さくらの美沢さんへの御礼のメール(加筆修正)

美沢様
先日は楽しい集まりに参加させていただき有り難うございました。
今回はお客様してしまいましたが、次回からは準備からきっちり手伝わせていただきたいと思います。
美味しいものが食べたいという一心で、食文化そして気が付けば環境問題を意識するようになった邪道な人間ですが、フットワークとお喋りな口と猫の手が何かのお役に立てることができれば大変嬉しく思います。
さいきん、日本をいろいろと旅をしていて思うのは、東京と地方のギャップです。
東京に住む人の全てがそうではないですが、一部の人はちょっと高くても安全で美味しいものにお金払うこと、田舎での不便な暮らしや手つかず(にみえる)自然にお金を払うことを大変望んでいます。
命懸けのけものみちは嫌だけど、コンクリートで固められた無粋な道は勘弁して欲しい。自然を活かして安全のための手すりをつけたりするようなミニマムな改造が逆に手間ひまがかかるならそのためのちょっとした負担であれば喜んで払いたい。しょーもない土産物屋で駐車料金替わりに買わされる土産を考えれば安いもの。
こういう思いがじつは意外と地方の方々には届いていなくて、東京の人に対して何が自分たちの財産で売り物になるのかということに気付かれていなくてほんとうにびっくりさせられます。
自家用にとびきりの美味しいモノ作っているのですから、自信を持って我々に売って欲しい。
いま、こういう声をどんどん色々な土地に行って伝えていきたいと思っています。
スーパーで買うよりも2倍3倍しても、それが安全な食を得るための投資と考えれば安いモノ。しかもその投資は美味しいモノというカタチで還ってくる。ささやかな環境問題への協力。
自分はまだ力が無くて流通を変える力はないのですが、まずは声を届け、素敵な産物を買い、こういう素敵な産物をお作りになっている方々が居ることをアナウンスすることからはじめていこうと思っております。
もし、なにかお手伝いできる余地がございましたら是非お声を掛けていただきたいと思います。
モットーは「お声を掛けて頂ければ便所掃除から致します」です。

帰り道、三原と興奮して話し込み、休憩するのも忘れて運転しまい気が付いたら東京に着いてしまいました。
色々な刺激と気付きをさせてくれた一日でした。
ほんとうに有り難うございました。

脇本